ＴＶ番組と連動したリアルタイム画像処理サーバ
高負荷に対応する画像処理サーバを実現
課題
クリスマスに放送される視聴者参加型の番組において、プライバシー保護のため、参加視聴者の顔写真をイラスト化して使用したい。
開発概要
恋愛をテーマにした番組で、視聴者の属性をアンケートで判別してマッチングする企画。視聴者同士が交流するため、プライバシーに配慮してイラスト化された顔写真で個人を特定できないようにする、という要件でしたが、番組内で参加を呼びかけると一斉に数万人が登録を行うため、画像処理サーバをスケールアウトで負荷分散した構成で開発いたしました。
TV番組では視聴者が一斉にサーバアクセスする傾向があり、さらに高コスト（多くのCPUパワーと処理時間が必要）な画像処理プログラムでは、通常のオートスケールだけではレイテンシが高くなってしまいます。そこで、CapsuleCloudでは処理能力の余力を予め計算し、ELB(Elastic Load Balancing)やEC2をウォームアップさせることで瞬間的なアクセス負荷増大へのスムースな対応を実現しました。
ご利用サービス
| サイト | ＴＶ番組連動アプリケーション |
| クライアント | 大手広告代理店 |
| ミドルウェア | OpenCV, Nginx, Ruby on Rails |
| AWSサービス | Amazon EC2, Amazon S3, Elastic Load Balancing |
| キーワード | TV, プライバシー, 画像処理, オートスケール, ロードバランサ |
通信会社オウンドメディア
オートスケールとキャッシュでコスト低減
課題
オウンドメディアで配信している記事が、ソーシャルメディアなどで拡散されることで集中的なアクセス負荷が発生。サーバダウンを避けるため対応しておきたい。さらに月間あたり数テラバイトの転送量となるため、転送料金を含めて、コストを効率化したい。
開発概要
他社クラウドサーバで運用されているサイトをAWSに移行し、オートスケール、CloudFrontなどを組み合わせてご提案、結果として負荷対策とコスト低減を実現いたしました。
過去のデータをもとに、検索流入などによる通常アクセス、および記事公開時のソーシャルメディアでの反響によるアクセスを分析し、アクセス集中時のスケールアウトを設計。これによって不要なサーバを確保しておく必要がなくなり、サーバコストをおさえながら負荷耐性を実現しました。
また、画像転送量が多いことがサーバアクセス負荷と転送料金に影響を与えていたため、CloudFrontによるキャッシュを導入して転送料金を低減。CloudFrontでは、エッジロケーションと呼ばれる世界中にあるサーバから最も低いレイテンシー（遅延時間）でコンテンツが提供されるため、オウンドメディアのパフォーマンスを高め、サイトの価値向上にも寄与いたしました。
ご利用サービス
| サイト | オウンドメディア |
| クライアント | 大手通信会社 |
| ミドルウェア | Nginx, Ruby on Rails, MySQL |
| AWSサービス | Amazon EC2, Amazon S3, Amazon CloudFront, Amazon RDS, Elastic Load Balancing |
| キーワード | オートスケール, ロードバランサ, データベース, ストレージ, CDN, キャッシュ |
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