amazonクラウド、AWSとは?何ができるかデメリット含めわかりやすく説明
インターネット小売大手のAmazonが提供するクラウドコンピューティングがAWSです。
何ができるかメリット及びデメリットも含め初心者の方にもわかりやすく解説します。
これからAWS導入をお考えの方や、AWSサービスについて知りたい方はぜひご一読ください。
導入事例や、サービス紹介も行います。

クラウドコンピューティングとは?
言葉としてはメジャーになってきましたが、 初めて導入を考えた時、どのような仕組みでどんな利点があるのか、なかなかわかり辛いものです。

クラウドコンピューティングのイメージ
ITを導入する企業にとってクラウドコンピューティングの存在は、例えるならば水道や、電気です。 利用の仕方や、日常生活に必要不可欠という意味で非常に似ています。■利用方法
家の蛇口をひねると必要な量の水が出てきますが、 イメージはそれに近いです。 具体的には、インターネットを経由して、サーバーやデータベース、アプリケーションを 必要な時に必要な分だけ利用することが可能となっております。 料金体系も光熱費と同様、使った分だけ支払う従量課金制が取られております。
■日常生活に必要不可欠
現代において、 家の敷地内で井戸を掘ったり、おがくずと棒で火をおこしたりする人はいません。 そんなことをしなくても、水道局やガス会社に電話をすれば済みます。クラウドコンピューティングの導入というのは、現代社会においてそれぐらい当たり前で、必要不可欠となっております。
今や、ごく小規模なスタートアップ企業から、大企業、政府機関まで多くの組織でクラウドコンピューティングを利用しています。
クラウドコンピューティングのタイプ
システムはユーザーが利用するフロントから、それを支えるバックエンドまで、階層になっています。どの範囲までを包含してくれているかでクラウドコンピューティングのタイプは分類されております。Infrastructure as a Service (IaaS)
インフラだけを担ってくれるサービスです。サーバー、ネットワークなどインフラ部分を提供してくれるので、 その上に御社の必要なOSやミドルウェア、アプリケーションをインストールして利用します。
自由がききますので御社独自のシステムを動かしたいという場合、 ほとんどがこちらのタイプを選択することになります。
設定などが複雑ですので、知見がないと難しいです。
この複雑な部分をCapsuleCloudは解消します。
Platform as a Service (PaaS)
ミドルウェアまでを担ってくれます。サーバーなどのインフラ設備に加え、OSやミドルウェアまで提供してくれます。
データベース環境やアプリケーション実行環境などを形成することができるため、スムーズにソフトウェア開発やアプリケーション開発を行うことができます。
これは主に開発を進めるユーザー向けです。
Software as a Service (SaaS)
アプリケーションまでを担ってくれます。こちらで準備するものは特にありません。
代表例としてよくSalesforceのサービスが挙げられます。
オンプレミスサーバーとの比較
そもそもオンプレミスサーバーとは、クラウドサーバーに対して、 自社内で持っているサーバーのことを指します。御社でクラウドサーバーの導入・運用を検討する上で、 御社既存のオンプレミスサーバーと比較すると大きな違いがあります。 クラウドコンピューティングを上手に活用することで御社にとって多くのメリットを得る事ができます。
AWSとは?
カプセルクラウドにお問い合わせ頂いた企業様に聞いたところ、担当者様がクラウドと聞いて、まず真っ先に連想するのはやはりAWS(AmazonWebService)という言葉なようです。クラウド=AWSはどうやって根付いたのか見てみます。
AWSの始まり
企業担当者様がクラウドと聞いて、まず真っ先に連想するのはAWS(AmazonWebService)という言葉なようです。AWSはネットショッピングで有名なAmazonが、自社の大量商品の在庫管理やデータ分析を行うため、 ITを駆使して構築したインフラやアプリケーションを一般ユーザーにも公開したのが始まりです。
クラウド市場におけるAWS

その中でもAWSはダントツでトップを走っており、世界クラウド市場の3割のシェアを占めていると言われています。
なぜAWSのシェアが高いか
先行者としてクラウド市場に参入していた(2006年〜)という事実はありますが、より重要なことはMicrosoftやIBMがクラウド市場がそこまで成長するとは思っていなかったということが大きいようです。AWSのCEOであるAndy Jassyは以下のように話しております。
「当初、彼ら(MSやIBMなど)がクラウドについて言っていたことは、まず、誰もそれを使わない。次に使う人がいても、それはスタートアップぐらいだし、しかも本番環境には使わない。もちろん、企業は使わない。
しかし、今彼らはそのクラウドで何かをやろうとしている。その動きはAWSから6,7年遅れている。」
この遅れの間に、AWSがノウハウを蓄積し、名実ともにトップとしての地位を固めました。
AWSのメリットを6つお伝え
1. コスト
ハードウェアやソフトウェアの購入が必要ないため、初期のコストがかかりません。 必要な時に必要な分だけ利用できるため、 固定費を変動費に変えられます。2. セキュリティ
クラウドを考えた時にセキュリティを懸念される方は多いですが、 昨今のトレンンドとしては、むしろオンプレミスサーバーより、 クラウドサーバーの方が安全という意見もあります。オンプレミスサーバーを常に最新のセキュリティ状態を保つのは現実的ではありません。
3. スピード
すぐに始めることができます。オンプレミスのようにサーバー選定や、HDD容量の検討など煩わしいことはありません。

4. 拡張性
必要な時に必要な容量を利用することが可能です。アクセス量に応じて、必要量を調整できます。
5. パフォーマンス
クラウドサーバーは世界中のデータセンターでネットワークを介して稼働しており、 常に最新世代ハードウェアへと定期的にアップグレードされています。そのため、サーバーの質は常に高く保たれております。
オンプレミスの場合、同様のことを行うのは至難の技です。
6. ビジネスへの集中
サーバー準備〜管理運用までをクラウドサーバーが巻き取るため、 従来必要だった人的リソースをより有効利用することができます。そのため、重要なプロジェクトに集中することができるようになります。
AWSで何ができるかメニューを紹介
仮想サーバー:EC2

直訳したら、「伸縮自在に計算するクラウド」。
つまり、EC2はクラウド環境(仮想サーバ)を必要な時に必要なだけ調達することができるということです。
また従量課金のため、使った分だけ料金を払えば良いサービスです。
アプリケーション規模や、負荷量に応じて仮想サーバーの台数を増やしたり、サーバー自体のスペックを高くしたりできるため、オンプレミスのサーバーと比べ柔軟に利用することができます。
例えば、あなたのWebサービスがキャンペーンなどで突発的にアクセス数が増加した場合、その時だけサーバを増強し、 ピークが過ぎ去ったら、元に戻すなどができてしまいます。
データベース:RDS

負荷を軽減したり、冗長性を可能にする機能が豊富に準備されております。
例えば、自動バックアップや大規模なデータ構築や運用も可能です。
MySQLやOracle、SQLServerなどをカバーしています。
ストレージ:S3

システムの様々なデータを保存でき、S3を介することで、別システムや、データ分析処理に受け渡すことができます。
前項で見たRDSの自動バックアップ先にもS3が利用されます。
容量は小さなものから大きなものまで対応可能で、使った分だけ料金を支払う従量課金制なので、使い勝手が良いです。
AWS導入事例
業界においても、セキュリティに厳しい金融業界や、政府機関でも採用されており、米CIAでIBMを抑えAWSを採用したニュースが話題となったニュースも、まだ記憶に新しいです。
システムの内容としても、サブシステムやコーポレートサイトは当然ながら、基幹システムについてもクラウドに移行する事例が多数出てきております。

AWSデメリット
多様なサービス群
メニューが豊富で、何でもできるがゆえに、サービス選定および設計ノウハウが必要になります。変動するコスト
初期コストを0にし、変動費として利用できるのはメリットではある一方で、毎月の費用が読めないという問題も同時に発生します。トラブル時の自己解決
AWSではインフラを提供してくれるだけなので、何か問題が発生した時は、ご自身でトラブルに対応しなければなりません。まとめ
AWSについて理解しようとすると、クラウドコンピューティングなどから理解する必要がありました。また、AWSを代表するサービスについてもご紹介しました。
ぜひ実際に利用してみて、AWSの便利さを感じてみてください。

デメリットを無くし、より便利にコストを抑えて利用したいときには、専門家に問い合わせた方が早いかもしれません。
カプセルクラウドであれば、初期費用は0のまま、月々の費用を固定化し、導入〜運用までトラブルシューティングも含めお任せいただけます。
用途別にパックになったプランを多数ご用意しておりますので、目的に合わせリーズナブルにAWSをご利用いただくことが可能です。

スーパーソフトウエアはAWSパートナーネットワーク(APN)のコンサルティングパートナーです。